【第5話】ブラック企業時代~栄光の20代編~

鬼軍曹の地獄の合宿3ヶ月間を乗り切った、たまがく。

その後、周囲が驚くべき成長を遂げて一気に売上が伸びていきます。

そして、最年少店長になってから1年後には、たまがくが所属する地域で、最も高い水準で売上が安定しているエース店長となっていました。

たまがくが所属していた地域には、15名程の店長がいて30代が数名、40代がほとんどを占めている中、たまがくだけ20代でしたが、誰もたまがくの売上には敵いませんでした。

ええっ?、自慢かって?そう、自慢です(*’ω’*)

せっかくなので、自慢を並べておきます。

全国の約1000名の社員がいる中で、

単月顧客単価1位を達成

単月利益率1位を達成

年間新規顧客獲得1位を達成

単月売上全国5位を達成

最初は「まぐれだろ」的な感じで見ていた先輩店長たちも、ひとり、またひとりと、いつの間にか、たまがくのことを認めてくれるようになっていました。

そして、いつの間にか最年少ながらも「教えてもらう時間」よりも「教えてあげる時間」の方が増えていくように。

部下に大人気な店長に!

たまがくは全国的でも有名な店長になっていたので、たまがくの部下になりたいと言う社員も多くいました。

たぶん。勘違いじゃなければ(‘_’)

実際に、たまがくがいたブラック企業では、定期的に部下が店長のことをどう思っているかアンケートを行っていました。

それは、社員を配属するときの適正や、店長が部下に対してどのように接しているかを会社側が把握するためのもの。

それらの情報は、部下の名前は匿名で店長にも伝えられるのですが。

たまがくに対する部下のアンケート結果で必ず書いてあったのが、

「たまがく店長は厳しい」

と、いうものでした。

それは、自覚があります。はい(゚∀゚)

たまがく自身が成功できたのは、鬼軍曹の地獄の3ヶ月合宿を乗り切ったからなのは、間違いありません。

だから、たまがくの脳裏には多少厳しくされたとしても、頑張れば成功することができる!と、インプットされていました。

しかし、鬼軍曹の教え方は、厳しいだけでフォローがまったくと言っていいほど無かったのも事実。

アメ→0

ムチ→100

みたいな。

そこで、たまがくは仕事の時には、とことん厳しく、仕事終わりはしっかりフォローすることを徹底するようにしたのです。

まず、食事や飲みには、たまがくからは誘わない。逆に誘われたら必ず行くように努力する。

そして、食事や飲みの席では仕事の話はいっさいせず、部下の話の聞き役になっていると、いつの間にかアンケートに「厳しいけれどいっしょにやりたい店長」とよく書かれるように。

そして、たまがくは、

部下に最も慕われている店長

と言うありがたい称号を手に入れることに成功したのであった。

↑自分で言ってるだけ(*’ω’*)

売上も順調で、

先輩や上司からも認められ、

後輩や部下からは慕われる。

年収も800万円程あり20代の収入としては多い方ではないかと。

このまま、順風満帆な生活が続くかと思いきや、なかなか人生はうまくいかないもの。

30歳になったたまがくに、新たなターニングポイントが訪れるのであった。

第6話に続く

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